いかえもん

ランガスタラムのいかえもんのレビュー・感想・評価

ランガスタラム(2018年製作の映画)
3.9
こちらはまだ劇場でやってるとこもあるようですが、早くもJAIHOさんで配信開始されていたので、ほんとは劇場行かないとあかんよな…と思いながら、すみません、時間なかったのでこっちで。

実はあんまり期待していなかったのだけど、面白かった。難聴の主人公チッティーの住んでいる村は権力者がやりたい放題で庶民は苦しい生活を強いられている。それにいよいよ我慢がならなくなったチッティーの兄は村長に立候補するが…というお話。

前半は難聴がゆえに人の話も適当に聞き流して、お気楽に生きているチッティーのお話がメインなんだけど、後半から一気にテイストがシリアスモードに変わって、お兄ちゃんの立候補から後の展開はバイオレンス色も出てきて、え?そうなんの?そっち?!ってなっていく感じ。
最初の伏線とチッティーの難聴のせいで色々後悔してきたことがちゃんと最後に回収されるところもお見事で、よくできた脚本だったな。
劇場公開がKGFと同時で、迷ってKGFにしたんだけど、こっちの方が私は好みだったかもなぁ。
ラーム・チャランはそこまで好きな俳優さんではなかったけど、この映画の彼はとてもかっこよかった。目のアップとかきれいでよかったです。