RRRのラーマ役ラーム・チャランの主演作ということで鑑賞。
田舎育ちの粗野で純朴な青年チッティはインテリお兄ちゃん大好きっ子。
そんなチッティ、気が強い村の娘に一目惚れするけど互いに素直になれずすれ違ってばかり。そんな二人の恋の行方は…
とだけ書くと可愛いラブストーリーのようだけど、全く予想だにしなかった展開が待っていた!
荒削りだったり冗長な部分はあるものの、様々な感情の波に翻弄される異色作でした。
そしてインド映画といえばダンスと歌。
村人総出のダンスシーンでの土着的な歌と踊りは中毒性が高く、肉親の死を見送るシーンで流れる歌には心をかき乱され…
見終わった直後はあまりの衝撃にしばらく席から立てないのではと思うくらいに感情がえらいことになってましたが、少し落ち着いたらまたチッティたちに会いたくなり…結局上映中は5回見に行って、さらに配信で何度も見てるんだけどそれでも見入ってしまうのは、ストーリーや役者さんたちの魅力が大きい。
これ、いるの?と感じてた金ピカクイーンのシーンも、何度も見てるうちに、セクシーな歌とダンスのバカ騒ぎと、直後の血生臭い展開がセットで脳内に刷り込まれてカオスに向かう序章となる。
それにしてもインドの俳優さんの演技の幅ってほんとすごいな!