一昨日の映画の日、『弧狼の血 レベル2』最終回に間に合った。前作は原作が好きで観たけど、今回はシリーズ原作はまだ積ん読のママ。あとで知り合いに教えてもらったが、どうも一作目と二作目の間ぐらいの話でオリジナルストーリーではないかということ。
前作よりバイオレンス描写が高まり、敵役の鈴木亮平はサイコな怖キャラでキモ恐ろしく、エンタメ強度は増していた。その分、前作との味わいは変わった印象。昨今の韓国ノワールもののどエンタメ系に近い味わい。そうなると得物のバラエティやカーアクションの展開はもっとパターンがほしくなっちゃうが。
その中で、白石監督も登壇者として参加している新書『映画評論家への逆襲』の『仁義なき戦い』章の中で振れている、こうした組織が生まれる背景にあるもの、映すべきところをボヤかさずに描く攻めた脚本だと感じた。それと『ケンとカズ』や朝ドラ『まんぶく』でもイキるチンピラないい顔してた、毎熊克哉がいまノってるぜっていう感じで印象に残った。
