果たして血は受け継がれたのか。
現代にノワールを復活させた傑作シリーズその続編も、正に前作に増したノワール、よりグロテスクで重厚なドラマを重ね着した素晴らしすぎるレベルアップでした。
前作で新米から狼へと覚醒した主人公である日岡と平穏になりつつある広島に、正に前作を観た時の自分の気持ちを想起させるような「時代遅れ」な悪役が立ちはだかり、血の継承の不完全さに翻弄される日岡の物語。
個人的に前作よりも途轍もなく面白いと感じれた一本でした。
そして「時代遅れ」の男、上林を演じた鈴木亮平の演技は本当に凄まじく圧倒的な恐怖とデカさを感じさせます。
ガミさんを追う日岡、父を追う上林、2人の最後のタイマンは歴史に残ること間違いなし。
前作のガミさんの影を今もどこか追い続ける日岡、ラストシーンでもそれが重なり、とても美しい映画に仕上がっています。
良すぎた、、、良すぎた、、
