人間は間違う!
だがそれを正すこと
ができるのが人間だ!
白霧に消えた希望の船は
今、再び戦火の宇宙(そら)
へと浮上する!
1000年の絶望の闇に愛を
叩きつけるべく…。
ヤック・デカルチャ…。
「宇宙戦艦ヤマト2202
愛の戦士たち第六章回生編」
前編にて、間違いを犯したストーリーは軌道修正を強引な回頭を持って、船を揺り起こす…。それ故、船は軋み、痛み、大筋の展開スピードは落ちる羽目となった。が、しかし、故に…その大筋に戻すべく、船は急ぐ羽目となる…。
何が言いたいか…要は回り道をしたから急がなきゃならなくなり、その回り道の話は怒涛のスピードで話されてるってこと。雑なのだよ。雑。拡散し過ぎている。旧作ファンからすると…なくても良いかもしれないものを見せられているかもしれないのだ。
確かに、次元断層による地球の復活劇を語り時空の捻じれを語った故に、これも論理的展開なのだろう。だが…後4話しかないのだが…。新しいものを入れ、嘗て大雑把だったものに肉付けをし、論理的に無理がないようにするのは理解するが…ストーリーや描写が雑になってやしませんか。前作2199の方がその辺りうまかった気がしてならない。特に最終話のデスラー戦は何だこれ…。
更に肉付けにより、ガトランティスはゼントラーディになり、ズォーダー大帝はダース・ベイダーの様に。またデスラーも又ベイダーの如き存在に…。それしか方法は、ないのもわかるが…。
ガトランティスの出自とAIによる人間の差…、人は弱いから愛に生きる…愛ゆえに未来があり、希望があると言う展開を殊更に強調するのは分かるが…。
後…死亡フラグがいくつか立ったが、そんな理由付はいらない。充分キャラが今まで築いてきた個性でわかるはず。色々くどいのだ。理由を後付しているから。
ここに来て唯一良かったのはアンドロメダの山南艦長の活躍くらいか?あの描写は燃えるものはあったが…。新キャラ藤堂率いる銀河は…?
後4話、どうするのか?雑にするのか?甘くなるのか?次回都市帝国攻防戦!さらば愛の戦士たちになるのか、ヤマト2になるのか、それとも全く違う答えを見せてくれるのか?ここまで来たら最後まで付き合うしかない…。
刮目して待て!