新作のために鑑賞。
噂には聞いていたけど新感覚すぎてビックリ。
『RUN』の監督で2度ビックリ。
終始PC画面しか映らないなんて何と斬新な。
徹底のされ方が凄い。
ある意味ゲーム感覚。
食い入ってしまった。
どの世代でも1人1台PCを持つのが普通で、そのPCのなかであらゆるメディアやツールを使いこなし自分自身の存在を記しアピールするのが日常、という基盤。
日本人と少し感覚は違うけれど、それを棚上げしたとて引き込まれる魅力は多くあった。
特にあの父親のネトストなみのPC捌きは見もの。
ラストはもう一捻りあったらなーと思ったのが本音。
でも、待っている連絡が来ないだけでスクリーンセーバーの動きが不穏に思えたり、事態が急展開した時のドキドキ感とカーソルの動きのリンクだったり、心理描写をPC画面だけで縦横無尽に描ききっている点は凄く好きだったところ。
すべてが妙にリアルすぎる本作だったが、SNSやPCにあまり縁がなければ刺さりにくく好き嫌いはハッキリ二分されるだろう。
新作楽しみ！
