える

search/サーチのえるのネタバレレビュー・内容・結末

search/サーチ(2018年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

結構おもしろかった

序盤のPCの環境と共に年代が進んでいく描写で出てきたXP(たぶん)のデスクトップとか大昔のYouTubeとかすげーテンション上がった

基本的にPC上で話がどんどん進んでいくが、これが成り立つのもITの飛躍的な進歩のおかげである

途中で僕の違和感センサーが反応したシーンがある。担当捜査官が自分の息子の若気の至りを庇ったことがあると打ち明けたシーンで、主人公が「あなたが担当捜査官で良かった」みたいなことを言った。これはちょっと言いすぎである。センター試験の選択肢に"必ず"だとか"絶対に"だとか入っている選択肢は除外するのと同じように、僕はこのときこの担当捜査官がこの映画の中で良い人物ではない可能性を感じ取った。結果はまあ…その通りだった。

それから、娘さんは亡くなっていましたという話になった際に遺体が上がらなかったのも気になっていた。僕があの主人公と同じ立場だとしたら、遺体が見つかってそれが娘であると確信が得られるまでは死んだとは認めないだろうと思った。件の担当捜査官が娘は死んだみたいだと言っているだけの状態なので、高い確率でまだ死んでいないか、死んだことにしないといけない事情があるかどっちかだと思った。これもまあ…その通りだった。

途中で主人公の弟が主人公の娘、つまり姪と夜な夜なマリファナパーティーをしていることが露見するのだが、僕はマリファナを吸ったことが無いので想像すらできないが、娘の失踪に関与してるだろお前!から入ったとはいえ、俺はお前の娘とマリファナキメてお話してただけだよ!って逆ギレされて、なんだそうだったのかよ…ってなるのカリフォルニアじゃあ日常な感じですか?自分が弟にそう言われたらそれはそれで別件でぶちのめすけどなぁ。

最後はハッピーエンドで良かった。娘とのコミュニケーションってシングルファーザーだと特に難しそう

ミステリー好きにもおすすめできる
える

える