このレビューはネタバレを含みます
ほぼほぼ、端末画面上だけでストーリーが進められる、かなりチャレンジングな演出。
監督は制作イメージを伝える為に、まず自分で実演した映像をみせてみたとか。
現代では監視カメラで大体の犯罪は容疑者を捕まえられるが、1人の人間の行方を辿るにも、SNS の足跡が足りうる、という視点が面白い。
私事だが、1年半前、身内を病気で亡くした時、スマホやPCの写真やメモでをみる機会があり、その時のことを思い出した。(故人からはメモについても、亡くなったら見て欲しいと言われていた。)
どんなに近しい間柄でも、相手のことを全て知ることは出来ない。
どんな人でも1冊の小説を書ける、とは言うが、どんな人でもいくつもの明るい世界と暗い世界を持っている。