普通に「いい映画」ではあったんだけど、是枝監督の作品としてはちょっと肩透かしをくらった感じ、というのが率直な感想。もっと皮肉の効いた展開を期待してしまってた。
やっぱり舞台がフランス、主演が大女優カトリーヌ・ドヌーヴということでちょっとテイストを変えたのかなという気がした。
かと言って具体的に悪かったところは特にないんだけど。ストーリーはともかく、細かい場面場面の会話劇は面白かったし。うーん、なんだろ単純に好みには合わなかったのかな。
キャスティングは子役含め全員素晴らしかった。特に子役の撮り方の上手さがさすが是枝監督って感じがした。あとイーサン・ホークのこの頼りないけど優しいお父さん感、たまらんよねぇ。
劇中劇のSFドラマが面白そうだった。ちょっと観てみたい。