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真実のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

真実(2019年製作の映画)
3.3
是枝監督が、カトリーヌ・ドヌーヴを主演に迎えて撮ったホーム・ドラマ。
国民的女優の自伝の出版を祝うために家族が集まった場で、母と娘の隠された真実が露わになる!?
原題: La vérité(2019)

国民的女優のファビエンヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)の自伝「真実」の出版を祝うため、
ニューヨークから、脚本家である娘(ジュリエット・ビノシュ)が、テレビ俳優の夫(イーサン・ホーク)と7歳になる娘(クレモンティーヌ・グルニエ)を伴って訪ねてくる。

ところが、祝うべき自伝には母と娘にとって大切な存在 であったはずの「サラ」も、昔から仕えてきたマネージャー(アラン・リボル)も登場しないし、人当たりのいい料理人の元夫(ロジュ・ヴァン・オール)も亡くなったことになっていた…。

登場人物で、もう一人、映画「母の記憶」でファビアンヌが共演する、サラの再来と評判の新進女優(マノン・ヴァン・オール)がとても重要な役どころを担う。

役者の演技、使い方がみごと。
カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークはもちろんだが、マノン・ヴァン・オールが魅力的で、子役のクレモンティーヌ・グルニエも透明感があり将来が楽しみ。

「私はひどい母親でひどい友だちよ。でも、良い母親で下手な役者よりずっといい」

「どう、信じた?
ねえ、これって真実?」

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