ナイトアウェイク

GODZILLA 星を喰う者のナイトアウェイクのレビュー・感想・評価

GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)
1.0
フィルマークス49件目。

ゴジラが、ずっと立ち寝してる映画。
なんだこりゃ。

哲学っぽく、博学な感じで意見する程、頭の出来は良くない私ですが、このゴジラに関して定義というものを変えるのは好めない。怪獣を倒そうと思った時点で怪獣と同じって、精神論?その人の気持ち次第で、その人が怪獣って事かな?
申し訳ないけど、全く同意できない。人はどんな事をしようが人であって、怪獣はどんな種類がいようと怪獣。もし、考え方次第で人を怪獣と同じカテゴリーにするなら、せめて怪獣じゃない、別の呼称の方がいい。ワンちゃんは、どんなに頑張ってもワンちゃんです。

ラストはつまり、ゴジラを倒す意思を持った主人公は、姿形は人間であっても怪獣であり、極論として負の連鎖断ち切る為にゴジラと相打ちして、怪獣そのものを絶滅させたって事でいいのかな。

ゴジラには詳しくないけど、[ゴジラ]というタイトルから逸れ過ぎてる印象。ゴジラを使ってやる事じゃない。ず~っと、怪獣について独自の解釈、説明を繰り返してるだけ。やっとギドラが現れて、地上を舞台にどれ程の破壊を見せるのかと思ったら、実体が無いから戦えないって…。しかもギドラ、どっちかってゆーと糸ミミズっぽいよ。

怪獣の解釈をどう展開しようが自由だし、新しい開拓は楽しいと思う。けど、説明ばかりでダレてしまう。怪獣というものを謎にしたままでも魅力的だと思うけど、どうあっても宇宙人を利用して、授業したいみたい。バトルに時間をほぼ使わず、ゴジラという主役も活かさない。パッケージもほぼ詐欺。作れないなら、やらないでほしかった。

人間主人公も、ほとんど知らない女にキスされて、のぼせちゃったのかな?淋しいからセックスするって、どんだけ哀れな童貞なの?しかも原住民の女。というか、子供?アニメなら子供相手に挿入してもいいの?した描写はないけど、その手の殿方にはいいオカズになりますわね。アニオタ好みのデザインで吐きそうになった。

肝心の[星を喰う者]が、ゴジラに甘噛みして終わった。
回を追うごとに、観てられなくなりました。

難しい話は嫌いじゃないし、扱うテーマはいいと思う。でも、全作通して作品ごとの違いがあまり分からなかった。最終章くらいは、ちゃんと戦う姿勢が見たかった。

本当なら点数なんか付けたくない。


追記。
ゴジラそのものの描写はすごく良かったから、ゴジラをもっと見たかった。