ファストファッションを中心とした現代のファッション業界の持つジレンマとしての環境問題をテーマとしたドキュメンタリー作品。
SDGsやサステナビリティというワードが一般的にも浸透してきた昨今に親和性の高いテーマで、60分程とコンパクトながら様々な角度からの問題提起があり、上辺ながらも簡潔に大量消費社会への警鐘を鳴らしている。
ウールの件など畜産に対しての評価は的を得ていない部分があるものの、全体としては一般の消費者にまずは問題を認知してもらうという役割を果たせている。
特にユニクロという世界有数のファストファッションを抱える日本だからこそ軟かくもコンパクトにまとめられている本作は問題を知る上でのきっかけとして見応えがある。