ファストファッションの最初の波は過去のものになったとは言え、薄利多売を是とする大企業の論理が消費財の大半に反映される時代になった。
西洋社会からの地球環境への警鐘。
繊維業界の端っこに身を置いているので目新しさは全く無かったが、業界を取り巻く現実は多くの方が知らないと思うし、現代の消費の質にも触れている語り口は、一見の価値はあると思う。
英国のウール産業のプロパガンダ的側面を指摘する声もあるようだが、かつての時代と今を知っているとほぼ死に体の現状に少しでも陽が刺せばいいのではと思う。
英国の看板だけ掲げてトルコあたりでなんちゃってブランドとして糸を作ってるメーカーもあるくらいだし。
本作でも触れられているが、機能素材でない限り、ポリエステル、ナイロン、アクリルの入った服は買わないようにしている。
また、天然素材こそが最上の機能素材と認識すべし。
ゴミを作り続けている多くの大手SPAブランドには、とっとと古着回収とリサイクルの義務化を課すべき。
この冬は10年は着れそうな質の良いアウターを買おうと改めて決意。
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今日の一曲
本作のナビゲーターを務めるのはブラーのベーシストであるアレックス・ジェームス。
Blur - Beetlebum
https://m.youtube.com/watch?v=WAXnqjUfal4
