京都国際学生映画祭で配信されているとのことで鑑賞。
映画制作に繋がるワークショップ"映画24区"から生まれた群像劇。WS参加者25人を題材に、それぞれの1日を描く。
(高速スパムの同名曲と共に)
「kiss my 明日」
という文字列が、次第に
「1 + 1 =11」に変わっていくオープニングが印象的。
311の震災直後、連帯感の強要を促していた日本社会に反発するように、「1はいくら足しても2にならないんだ」という価値観で作ったとのこと。
それゆえ、劇中では、この人とこの人が繋がるんかぁ~という驚きはありつつも、それぞれの人物のスタンスが変わることなどは特になく、あくまで、個と個の話になっていた印象。
女子二人の会話に『風たちの午後』やら『さくら』やら、監督の他作を連想した。
どうやら、元ネタに『人情風船』の影響があるらしく、観ている人であれば、もう少し、楽しめるのかも……。
<<エログロおバカメーター>>
エロ ☆×0.0
グロ ☆×0.0
バカ ☆×3.6
・おバカポイント
なによりも戸塚純輝が「ホントに出てた?」レベルで笑う。ラストシーン、各登場人物(を演じた役者)の逆成長スライドショーがクドすぎて、鬼のしんどさがあった(WS参加者への優しさではあると思うのだけれど)。
参考
『1+1=11』関西で上映へ 矢崎仁司監督の新作群像劇 | キネプレ
http://www.cinepre.biz/archives/2582
(これを読んでも、良く分からないので、自分の感覚には合わない作品だった模様。)