私はかなり好きです。この映画。
野村周平さんは「一本気で純粋で男気ある青年」である純平像を自然に体現していたし、柳ゆり菜さんは「純平の事が好きで好きで堪らない」カナ像を全シーン全身全霊で演じてらっしゃったと思う。
特に柳さんにやられた。純平に対する思いを全てのシーンの表情、目の動き、身体の身振りひとつひとつで明確に、自然に感じ取れた。中盤のスイートルームでのセックスシーンは、純平に対する愛がほとばしっている事が痛い程分かったし、とても美しいシーンだなと思った。ちょっと泣きそうになってしまいました。濡場を観て涙ぐむのは初めてだった。
主役は純平だけど、物語の主軸は間違いなくカナだな、と
あと、コインランドリーにいるゲイの娼夫役の人も良い味出してたな、と