このレビューはネタバレを含みます
チリの映画。
誕生日、最愛の夫と親友達に祝福され有頂天になったカミーラは深酒をしてプールに飛び込む。次の日母親に望まれて続けていた不妊治療の結論として子供が産めない体だとわかった日に、夫にプロポーズされた店で夫と落ち合うもそこには親友の姿が。
実は不妊治療に明け暮れた2年間に夫と親友は親密な関係を続けており、しかもお腹には赤ちゃんがいるので別れて欲しいと言われてしまう。
失意のカミーラは夫の家具がなくなった家で酔い潰れ、泣き崩れ、高所から飛び降り自殺をはかる。
目が覚めるとそこは精神病院、私は正常だからここからだしてくれと訴えるもなかなかだしてもらえず・・
決してホラーとかサスペンスではありません、むしろカミーラの自分を認める為の自分探しの旅（病院からは旅しませんが）が始まる感じ。
誰もがストレスや悩みやら抱えて生きているこのご時世でむしろ正常でいないほうが幸せなのかもしれませんが、カミーラはカミーラなりの幸せを見いだします。
劇中のシルビアの言葉が胸に響きます。
No estoy loca
2018年 ‧ ドラマ/コメディ ‧ 1時間 56分
