主人公のクララ・マンニは22歳の新進女優です。演じるのはミス・イタリアのルチア・ボゼーさんです。ジャケット写真の人です。
このクララがもやもやです。
もうちょっと人を顔で判断できるようにならないと…
容姿の美しさから映画女優に抜擢された若き女性の輝かしい台頭ぶりから凋落に至る姿を描く、ミケランジェロ・アントニオーニ監督1953年作品。華やかな世界に翻弄される女性を演じるルチア・ボゼーが、こないだ…
>>続きを読むルチア・ボゼー様を眺めてるだけで満足…いやそれでええのか。終始ズドーーンと落ちこむ鬱映画。
チェーホフのかもめを思い起こす終盤の展開。とにかく続けていくこと、自分を信じる勇気を持たなければ。それしか…
このレビューはネタバレを含みます
服屋の店員からスカウトされ一気にスター女優になった主人公だけど結婚した旦那は見栄と嫉妬で「こんな映画に妻は出さん!」と勝手に契約ブッチするし気の迷いで付き合った外交官は「そんなの一時の関係だろベイビ…
>>続きを読むある映画への出演を機に一気にスターへと登りつめた女性が映画業界に翻弄されるお話
アントニオーニ監督作品をまだ1本も見たことが無かったためよく分からなかったのだが、ロマンスと同時にイタリア映画業界の…
終盤にいたるまで誰についての映画なのかハッキリしてこないというか、誰にもはっきりとしたフォーカスを当てずに進めていく。
オトしどころも、悲劇なのか、(女優にとっての、苦い)成長なのか白黒つけないとこ…
ルチア・ボゼーが美しい。しかも美しいということがこの上なく重要な映画だった。『愛と殺意』では「運命の女」的な役回りだったルチア・ボゼーは今作では文字通りの「運命なき女」を演じており、男たちに主体性…
>>続きを読む巨匠ミケランジェロ・アントニオーニの監督三作目。
デビュー作に続いて起用したルチア・ボゼーが今作でも圧倒的な美貌を披露しています。
試写で賞賛を浴びた新人女優を急遽メインに据えた脚本に書き直すも、肝…
主人公は希望を持って女優になったはずなのに業界に巣食う海千山千のスタッフなどに翻弄され、自分の意思と関係ないまま結婚しそれに反発し自主的に行動しようとするもまったく成果が出ず結局関係者が望む女優像に…
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