表面化した不協和音の解決は、相変わらずおもしろい。でも映画に収めてる分、それがあまりにも早い気がした。
新入生の中には、輪に馴染めないような人もおれば、実力主義の世界に苦手意識がある人もおる。結果としては呼び名を確認するだけで終わってたり、パートごとの仲間内だけで問題を処理してたりで済ませてたから、アニメのときに見たような、部員全体でのギスギス感ほど厚みがなかったという印象。気づけば先輩に弟子入りする一年すらいたという、展開の早さに驚く。
その一方で、ところどころで挟まれる秀一との恋愛や、新入生の問題に飛び込む久美子が、けっこう生き生きしてるようで新鮮やった。
『リズと青い鳥』よかったです。
