となりの

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~のとなりののレビュー・感想・評価

3.5
三期も始まったのでみた。

第二期である程度ドラマ(人間関係も)を展開しきって、タイトルも回収したなか、第三期に向けての仕込み(と上級生の退場)なのだろうと思った。
しばしば挿入されるスマホ撮影風のカットは、「編集」されたものである感があり、ドキュメンタリーあるいは総集編的なスピード感を演出していたように感じた。
回想では終始顔を見せなかったあすか先輩の「顔を見せたくなかった」という言葉といい、そうしたメタ的な演出も凝らしてるのだなと。

ともあれ、細かい動きが素晴らしく、演奏シーンのティンパニーの躍動感などは思わず声が出た。

テレビシリーズのモノローグは正直しゃらくさいと思っていたので、このくらいの方が群像劇として好ましく、黒沢ともよの演技のうまさも普通に楽しめた。
やはり、あの、ひととの距離を取るときの声色はすごい。

ところどころ、よく分からないカメラワークがあったけど、なんなのだろう。
空からのパンで、90度回転するなどだけど。
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