イェスタデイワンスモア

メン・イン・ブラック:インターナショナルのイェスタデイワンスモアのレビュー・感想・評価

2.6
「この先一生着る服」であるはずの黒スーツ以外の衣装のシーンが多いことにびっくり。過去作に比べてMIB組織のイメージがだいぶ違う印象を受けた。

今まではKの無愛想なキャラクターに象徴されるように、MIB組織は一般の感覚とズレた、アングラ感のある小さな組織というイメージ。対して今作では、NY本部よりよっぽど立派に見えるロンドン支部や大陸間超高速地下鉄のシーンがあり、すっかり垢抜けた大規模組織になっている。007かぶれか笑?

正直、過去3作の世界観作りの方が説得力もコメディ的面白さもあったので好み。今作は面白くなくもないが、展開は予想できるし、MIB以外でも見たことあるストーリー。

蛇足だが、MIBの起源についてMIB1と整合性がないのも気になる。(1950年代に秘密裏に設立され、たまたま通りかかった青年Kがそのままエージェントになった)。でも、ハイTのオフィスの絵画にMIB1におけるJとKの戦いがあり前作へのリスペクトを感じる。