旧三部作(オリジナル・トリロジー)
の第二作であり、
シリーズの名場面が詰まった
素晴らしい続編である。
前作に比べ、物語は全体的に
暗い展開が続く内容となっている。
冒頭から死にかける主人公ルークに、
帝国に追われる反乱軍、
育まれる恋愛の告白と悲しい別れ 、
そして明かされる真実。
ルークにとっては、
葛藤と絶望の物語と言えるだろう。
そこで救いとなるのが、
キャラクター同士のコミカルな
やり取りに人気キャラクターである
ヨーダの登場だ。
その部分がある事で、
話が暗くなりすぎず良い清涼剤と
なっていると思った。
ヨーダの「やるか、やらぬかだ。
試しなどいらん。」は正に名言だ。
そして、
本作より使用される"帝国のマーチ"と
相まって、その冷酷さや人間味が
感じられるダース・ベイダーは
本作で見事な悪役になった
と言えるだろう。
美術面においても美しく、
暗闇で対峙するルークとベイダーは
シリーズで一番好きな絵面
かもしれない。
本作の残念を強いて言えば、
作品の切れ目として仕方ないが
クリフハンガーとなっている点であり。
正直、三部作の二作目は
そのようになりがちだが個人的には
苦手な要素だ。
話の盛り上がりにテンポも
素晴らしい作品であり、
シリーズの人気を決定付けた名作だ。
