何年もひとつの小説を執筆しながらなかなか完成できないでいる、冴えない気難しい作家のウォリー・スピヴァグ。同じイーストサイドに住むロビーが、最近自伝的小説を出版し高評価を得てることにいらだちと、焦りを感じさらに執筆ははかどらない。
バレンタインの夜、独り者の同居人の誘われるままディナーに出掛るが、ウォリーの知らぬ間にお持ち帰り確実という噂のラスベガスのクラブに連れていかれる。腹をたてるウォリーだが、しぶしぶバーで飲んでいると、金髪美女に声をかけられる。
なんか古い昔のラブコメディみたいな話。
空気も読めない、気も使えない、いつもつまらなさそうで、めんどくさいウォリーやけど、なぜか憎めない。