ゆでたまご

ビューティフル・ボーイのゆでたまごのレビュー・感想・評価

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)
3.5
薬物依存症の主人公を描いた物語。

苦しくて言葉にできないような映画でした。

それは現実を美化することなく、
手を抜くことなく、
しっかり描いているからではないかと感じます。

例えば何かの発表会まで…などのように、
目標を決めてそこまて努力するのは想像できるけど、
主人公の努力は終わりがないのだと思います。

今日薬物に手を伸ばさず無事に過ごせたからといって、
明日も大丈夫という保証はないのだから…。

この気の遠くなるような努力に思いを馳せるだけで、
何をここに書けばいいのか言葉がありません。

でも人間て、自分のことを思ってくれる大切な人のためなら、
頑張れるのかも…。
一人ではできないこともできるのかも…。

モデルになっているシェフ親子の幸せを、思わず祈ってしまいます。

訴える力の強い映画だったと思います。
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