ティモシー・シャラメ演じる薬物中毒者の息子と、スティーヴ・カレル演じるその父親の話。
支離滅裂で周りに迷惑をかけまくる息子にも、過干渉で毒親気質で口うるさい父親にもイライラしてしまった。薬物中毒者が主役の映画はよくあるけど、その親が主役になっただけでこんなに感情移入できないものなのか…とびっくり。
内容は「薬はもうやめるよ」→「やっぱり無理だ」→「今度こそやめるよ」→「無理だったごめんなさい」の繰り返しでちょっと飽きてしまった。
終盤、スティーヴ・カレルが言った「人に誰かを救う力は無い」というセリフが全てだと思う。他人がどれだけ協力しても、治すのは自分自身であり、本人が変わらない限り無理だからね。あんまり余計な口挟まれると腹立つのもわかる。
ただ何かの中毒や依存性になるのはいつも弱い人間ばかりだし、結局劇中では何も解決してないからこういうのは難しい問題だなと思った。