てる

The Witch/魔女のてるのレビュー・感想・評価

The Witch/魔女(2018年製作の映画)
3.5
キム・ダミが世界に羽ばたいた作品である。
この一重まぶたのつり目の女の子が可愛い。
日本では一般的に一重まぶたはあまり好かれない。だが、この作品では超絶美少女として扱われる。
でも、実際にこの子は可愛いと思える。一重のつり目だけど、丸顔のこの子には愛嬌がある。さらに、スタイルが良い。高身長で小顔、ほっそりした身体のラインはモデルのようだ。
その女の子がチート能力でちぎっては投げちぎっては投げの大虐殺を演じる。
爽快感すらある。それくらいの無双ぷりだった。彼女を止められる者はいない。圧倒的、正に圧倒的強者。か弱い女の子の仮面を脱ぎさり、凶暴で残忍な表情を見せる。
キム・ダミの表情の変化はすごい。評価されている理由がわかる。可愛いらしい女の子と狂気に触れた殺人鬼の表情を上手く使い分けている。
最初から全て計算付くであったというチートすぎるチートも彼女の演技力にかかれば説得力が生まれる。確かにこの子は頭が良さそうに見える。
『AKIRA』で散々やった、ありがちなシナリオが面白く見えるのは、彼女の演技力があればこそだ。
でも、そこまで悪し様にするほどでもないか。アクションも良かった。異能バトルは面白かった。SFアクションはアベンジャーズの専売特許ではないんだぞ、っと世界に知らしめたことだろう。カッコ良かった。

頭がいいのなら自分で薬を作ればいいんじゃないかと思ったり、大虐殺をしなくても他にやりようがあるんじゃないかと思ったりと、色々思ってしまうのだけど、でも、そんな野暮なことは言ってはいけない。それにその不満ももしかしたら次の作品で回収してくれるかもしれない。次に期待しよう。
果たしてこの作品はあと何作品続くのだろうか。どうせなら配信系で連続ドラマにしてもらえないだろうか。
てる

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