このレビューはネタバレを含みます
サイコパス味のある無双系主人公。
この手の映画は、主人公への感情移入が難しいことが多く、結果、戦闘シーンの見方がわからなくなってしまうんですが…
本作はジュヤンに感情移入させる脚本が巧すぎました。
前半じっくりとキャラクターや背景が描かれ、ジュヤンを応援したくなってしまう。ゆで卵を頬張るシーンは最高。無免牛餌持ち帰り見逃しシーンも、町の皆に愛されている感が良い。
中盤ひっくり返されて、感情の置き所がわからなくなったところを、病院シーンで回収。信じてたよ!とハッピーな読後感。
続編が楽しみです。