ぶみ

The Witch/魔女のぶみのレビュー・感想・評価

The Witch/魔女(2018年製作の映画)
3.5
最強少女、覚醒。

パク・フンジョン監督、脚本、キム・ダミ主演による韓国製作のサスペンス・アクション。
特殊施設で育てられた主人公が、見せてはいけない特技をテレビ番組で披露したことから、謎の組織に追われる姿を描く。
間もなく公開される続編に備えて鑑賞。
主人公となる高校生ジャユンをダミ、謎の組織の研究者をチョ・ミンスが演じているほか、チェ・ウシク、コ・ミンシ等が登場。
物語は、ジャユンがテレビで特技を披露し、謎の組織に追われることとなるまでが前半であり、ここまでならば、ミンシ演じるジャユンの親友ミョンヒとのやり取りも微笑ましく、時折り不穏な空気は流れるものの、まるで青春ものかのよう。
しかし、本作品の真骨頂はここからで、ジャユンの過去が解き明かされていくとともに、ジャユンが、もはや敵なしとも言える超人ぶりを発揮するバイオレンス・アクションに、一気に舵を切って行くこととなる。
また、原題の直訳が『魔女』と、至ってシンプルなものであるのに対し、英題では転覆を意味する『Part1. The Subversion』なるサブタイトルが付されていることから、端から続編ありきであった模様。
穏やかな前半からは全く想像できない後半との振れ幅が心地良く、日本でもしリメイクするならば、主人公を森七菜、親友を河合優実、謎の組織のメンバーを高嶋ちさ子と山田裕貴が演じるとピッタリだなと勝手に想像して観ていた一作。

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