ツネイシ

麻薬王のツネイシのレビュー・感想・評価

麻薬王(2017年製作の映画)
3.5
密輸稼業の末端にいたガンホ親爺が
上の保身の為に売られて小便チビる
ほどぶっ叩かれた末にブチこまれて
しまう。

刑務所の偉いさんの弱味を探り当て
てなんとか出て来た親爺は、商品を
ヒロポンに変えて大儲け。

保身の為に官界に大きなコネを作り
表の顔としてバレーボール協会理事
やら反共運動の親玉になりヒロポン
もメイドインコリアなるブランド名
で日本のみならず世界に売りまくる。

メイドインコリア。が生む富とそれが
作り出したコネで名士として振る舞う
ようになった親爺だが、大きな政変で
築いたコネがパァになってしまい…。

ヒロポン密売スタート時に同業者に
散々警告されたのに結局商品に手を
だしたり、最終的に自分が何者だっ
たかが曖昧になったりするあたりに
『日悪』に通ずるものを感じた。

ただ、よくできたピカレスクものに
ある振り切って笑えるような雰囲気
になってないんだよなぁ。

ヒロポン売って日本潰すのが愛国とか
も我々からしたら受け入れ難い訳でw
ツネイシ

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