あもすけ

愛がなんだのあもすけのネタバレレビュー・内容・結末

愛がなんだ(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなに重ねてしまう気持ちも記憶もあるなんて観る前は思ってなかった。付き合ったのはひとりだけ、それもSEXうまくできないまま次第に愛想つかされて最後は相手に長文メール送って無視されて終わるという経験が自分の向いてなさに苦手苦手苦手と思い込みながら、でも何にも割り切れずにジクジク拗らせているような人間が、誰の何のどんな姿に重ねられるかといったらいくらでも重ねてしまってたことに自分で気がついて、それで見つけた気持ちが沢山あった。場面場面が現実すぎて自分でなくてもあの時のあの場にいたあの人が画面の中にいたし、その時に思っていた気持ちも自分の現状もまざまざと見せつけられて、そのラストがあれって本当に最高で観終えても余韻で一時間メニュー画面眺めてぼーっとしてた。相互だからままならない好意も恋も超越して、彼女の選択が切り開いたものは究極だった。生きるのに何が必要かといったらまさにあれだった。相手がどう生きたところで関係なく、彼女は彼と生きていくのだった。

ナカハラくんが大晦日にコタツで言ってたあの感じがとてもよくて、ナカハラくんが別荘の夜に酔いながら声震わせながらギリ抵抗してた感じに記憶重なりすぎて、テルコとナカハラくんの公園でのやりとり死ぬかと思った。ナカハラくんめっちゃ好き。
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