ゆう

愛がなんだのゆうのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.0
ナカハラに向けて言ったマモルの『まぁ、当人同士が良ければそれで良いんじゃないですか?』のセリフがそのまんま本作の感想に繋がるかな。

自分に害がなければ、または金銭的搾取や肉体的暴力を受けてなければ、泳がしておくというか、わざわざ首突っ込むのも野暮かなと。

20代後半の恋愛だからこそ、関係性をハッキリしておくべきじゃないかと自分なんかは思うんだけど、これが現代的な恋愛なあり方なの?本当に?公園で弁当食ってた同僚の『結婚は別に安定することじゃないからね』のセリフの方がある種、現代的な気がするけども。

好きな人と一緒に入れればとピュアな気持ちだけで、突き進むテルコ、棚に上げてそれらしい助言をする人々、とにかく相容れない登場人物のオンパレードで自分の人生にクロスする事がなかったのが、ストレスだった。

会うのやめない?という問いかけに素直に応じれば良いのに、それでもそばにいる事を選択したテルコに、オールドボーイのラストの選択に通ずる気味の悪さを覚えて、ゾッとしましたね。
ゆう

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