ayane

愛がなんだのayaneのネタバレレビュー・内容・結末

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

「20代後半の恋愛なんて、好きです付き合ってくださいから始まる恋愛よりも、こうやってだらだらと始まるのが多いんじゃないだろうか」は完全にテルコがそう思いたいだけ。苦しくなった
マモちゃんはテルコのことを思ってるんじゃなくて、ただ自分が動物園行きたいから、自分が飲みに行きたいから、その相手が欲しいだけ。というのが序盤でわかってまた苦しくなった
でもテルコも心のどっかでそれはわかってるんよな しんど

マモちゃんを肯定するわけではないけど、誘いに全部乗る、自分の期待通りの行動しかしない、自分のことを肯定しかしない相手に異性としての興味がわかないのは少しだけわかる。
謎めいていた方が色気あるんやけどな…。
これは自分への戒めでもあるんですが。

愛が「なんだ」っていうお題目はすごく良いなーと思った。テルコの、もうマモちゃんが好きでたまらないしそれって愛なの?とか聞いてくんな!ただそばにいたいだけ!愛かどうかなんてどうでもいい、っていう気持ちが表れてる気がする。その気持ちはなんかわかる。この気持ちがなんなのかなんて別にわかんなくていいんちゃうって思う時ある。
『愛なのに』は、これは愛でしょう?!!てちょっと押し付けがましくて正直しんどかった これは完全に個人論だし、意見分かれるとこなんやろうな

全体的な作品の雰囲気、会話のセンス、微妙な心情の変化っていう点ではかなり好きな映画だった。
やっぱ、あ…今声色変わったな…とか、目が笑ってないな…て感じられるのは同じ人種が演じてる邦画なんよなぁ 
これからもっと邦画も見よ

(2022年3月10本目)
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