タカハシ

愛がなんだのタカハシのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
4.0
恋とか愛とかの言葉には当てはまらない気持ち。これは単純でも複雑でもないというか…といいつつも単純でも複雑でもあるというか…ただただそれという感じ。映画の冒頭ではもう好きで好きでたまらなくて恐ろしいくらい単純な子で、ほんと可哀想なんだけど、一つ一つのシーンを経るごとに山田さんが変化していっていて最後には馬鹿なやつだとか可哀想とか思わなくなってくる。

「俺たちもう会うのやめよう」の場面はすごかった。冷えた麦茶の入ったふたつコップを両手に戻ってきた山田さん。恋とか愛を越えた時空だった。