映画のファーストカット、電話で会話する山田テルコの瞳のクローズアップからカメラが徐々に引いて、部屋から出ていくワンカットで一気に引き込まれる。巧い映画の導入。しっかり瞳&睫にシャープなピンが決まっていてとても気持ちいい。
「街の上で」「窓辺にて」で今泉力哉監督が好きになり、過去作も観ていこうという事で「愛がなんだ」を観てみた。全ての登場人物がなんかちっょと引っかかる感じで気になってしまう（笑）「焼きなす」を「揚げなす」にいちいち修正させるセリフとか、 セリフとセリフの微細な間合いの巧さ、大きなドラマ展開はないが、何気ないセリフの細かい積み重ねで創られていく今泉力哉監督のドラマ作りに嵌まってしまう。
岸井ゆきの、雰囲気があって可愛い女優さんだなぁ。
先日放送された、WOWOWの「窓辺にて」の本編終了後に今泉力哉監督が出演していたが、ジーザスの風貌で話し方も柔らかく、とても好印象だった（笑）
