Yuya

愛がなんだのYuyaのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
4.0
めんどくせーけど 批判できないのは
部分 部分 身に染みる節があるからか
いやぁ 湯船の3人のシーン 秀逸だな
だよな 好きだとか舞い上がってる時
子供のままでも 大人ぶりようにも
どーにも “割り切れん”コトもある
ゆくゆく“振り切って”終わるのも然り
どんだけ 余裕かまして否定しようが
夫婦の3組に1組 離婚してるのが現実
誰もが永遠の愛を信じただろうけど…

なにも ガキんちょの恋愛ものじゃなくて
なんせ 辛酸嘗めた角田光代だもんなぁ
うん 個人的にはそう…なんというか
こうなるわけないって自信満々に嗤うより
もしかしたら 自分も同じかもって 悩んで
不安を覚えてる方が 伸び代あるよな 何らかの…

よく 結婚のコトをゴールインとか聞くが
スタートラインの間違いだと つくづく思う
夫婦のゴールインってのは 死が分かつその瞬間まで
互いの手を握っていられた2人だけが切るテープさ

そこへいくと 交際や結婚をチラつかせない彼は
もしかしたら まだ責任感あるようにも思えるし
男の為に奮闘する女と 女の為に奮闘する男
別の女に想いが届かない男と 男友達に無視される女…
そんな 世間から外された4人の男女の姿は
どことなく いじらしくも見えてくるんだな

筒井真理子が テーブルの傷をずっと拭くシーンが好き
落とせない汚れもまた 人生や愛の一部なんだろうか

♬ 僕らはいずれ誰かを疑っちまうから
せめて今だけ美しい歌を歌うのさ

昨日のアナタが裏切りの人なら
昨日の景色を忘れちまうだけだ

僕等それを確かめ合う
世界じゃそれも愛と呼ぶんだぜ
Yuya

Yuya