のすけ

愛がなんだののすけのレビュー・感想・評価

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.4
ダメな似た者同士たちの恋愛群像劇。
この恋愛に共感ポイントはほとんど無かったが、こういう映画は好きなので純粋に楽しめた。岸井ゆきのいいねー。若葉竜也はいろんな作品を観る度に良さが滲み出てくる感じ。

自分とは真逆の性格の人間に惹かれる不思議。自分にはないものを相手は持っている。

本当の自分を知らないからこそ、自分が持っていないものを持っている相手に憧れる。

憧れと愛の勘違い。

根底には承認欲求。自分に自信が持てない。軸が無い。

嘘でもいいから認めて欲しい。

自分自身を洗脳。 

尽くせば尽くすほど‥サンクコストの罠から抜け出せなくなる。軌道修正は自己否定。

同類は同類であることに全く気付かない。まわりからは丸見えだが、互いに気付かない。不思議なループ。被害者が加害者で、加害者が被害者‥