事前に散々「好みじゃないと思う」と聞いてハードルを下げて鑑賞。
たしかに、個人的に好きなジャンルではないし、ふだん進んで見ない映画ではある。
ただ、ハードルを下げていたせいか、普通に楽しめた。
こういう人間関係(しかも現代日本の若者目線の卑近な関係)に終始した映画って、見たあとにメッセージを感じることはないのだが、そんなに悪くない鑑賞体験だなと思い直せてけっこうよかった。
世界に危機は訪れないし、大きな事件も起こらないのだが、ただただ主人公と周囲の人間関係が変化し、ある種成長していくのは見ていて面白い。
「あの子は貴族」や「Swallow」と似たジャンルだった。そう考えると食わず嫌いももったいないかも?