公開時以来に再鑑賞した。
恋愛と自意識の結びつきが今より強硬だった頃は、何か教科書のような見方をしていたけれど、幸か不幸か、今観れば普通に面白いヒューマンドラマだった。
後半4人にスポットライトが切り替わる演出のおかげで、20代半ばの青春の抒情詩みたいな味わいだった。
マジでクソ退屈で暇な現代において、
恋愛感情(あるいは他者との関係)って最低保証された地獄であるし、生きがいでもある。
思うに、全員きっとどこかでテルちゃん的なキモさと可愛げがある。
勿論これは恋愛に限った話という意味ではない。
よって、「共感できるorできない」ではなく「自覚しているorしていない」になってくる。