しろくま

日曜日の憂鬱のしろくまのレビュー・感想・評価

日曜日の憂鬱(2018年製作の映画)
3.8
ラストはこうなるのか…😢
私ならどうするかな。
いくら娘の願いとはいえこの決断ができるかどうか…。

8歳の頃に母親に捨てられたキアラは35年経って母親に会いに行き「10日間だけ一緒に過ごして。それ以外は何も望まない。」と要求する。かなり裕福なお屋敷で暮らしている母親やその家族はお金目当てなのか、他に何か企みがあるのではないか、と問い質すけれどキアラは「他に望みはない」とキッパリと答える。
でもキアラは母親にどうしても叶えてもらいたい望みがあったのです。。。

子供が親を求める気持ちや無条件に親を愛するひたむきさは、もしかしたら親から子への愛以上なのかもしれません。こういう「子から親への思い」をまざまざと見せつけられる作品は鑑賞後にどっと疲れを感じてしまいます。それはきっと子の思いに応えない親の態度に終始イライラさせられるから。この母親も娘の真の願いになかなか気づけません。しかし、その思いを打ち明けられた母親は重い決断をするのです。

日曜日の憂鬱というタイトルの意味はちょっと理解できずじまいでしたが、観た人は絶対憂鬱になる作品です。
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