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X-ファイル ザ・ムービーのkanacoのレビュー・感想・評価

X-ファイル ザ・ムービー(1998年製作の映画)
2.9
アメリカ制作、日本でも放送されていた人気SFミステリードラマ『Xファイル』の映画版。〈Xファイル〉=説明不可能な事件:UFO、UMA、オカルトなど科学で説明の付かない超常現象が絡む事件に挑むシリーズ。FBI捜査官モルダーとスカリーの名コンビに懐かしさMAX!ただしドラマ版の延長戦の域を出ない印象🤔(140文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

◆あらすじ◆
テキサス北部で少年が謎の黒い液体に触れて死を遂げ、彼を助けようとした消防団員も死亡するという怪事件が発生した。1週間後、FBI捜査官モルダーとスカリーはビルの予告爆破事件に遭遇。そしてある男からこの不可解な二つの事件は繋がりがあると告げられる。この事件を追っていたモルダーとスカリーは、恐ろしくも驚くべき真実に辿りつくことになるが…。

❶アメリカの人気のSFミステリードラマ『Xファイル』の映画版

アメリカで制作され、日本でも放送されていた人気のSFミステリードラマ『Xファイル』の映画版。オカルト・陰謀論信者であり数々の怪事件を解決してきた男性捜査官モルダーと、現実主義者でありオカルトに対して否定的である女性捜査官のスカリーがバディを組み、〈Xファイル〉=説明不可能な事件…UFO、UMA、オカルトなど科学では説明の付かない超常現象が絡む事件に挑むというシリーズ。

私も子供の頃TVで毎週見ていた思い出…😌ですがモルダーとスカリーという登場人物と、あの有名で耳に残るメインテーマ曲くらいしか覚えておらず。しかもメインテーマ曲が何故か仲間由紀恵と阿部寛のドラマ『TRICK』のテーマとメロディラインが混じるのですよね😂似ています??🤔

❷懐かしさMAX、FBI捜査官モルダーとスカリーの名コンビ

ドラマシリーズを重ね、デコボコながらもベストコンビとなったモルダーとスカリー。そんな2人が、エイリアンが絡んでいる政府の大きな陰謀に挑む映画版。

自由人でややサイコパスなモルダーと振り回されるスカリーという関係性は依然と変わりませんが、ここまでくるとスカリーのオカルトとモルダーに対する許容力と包容力が無制限状態にまで大きくなっています(笑)スカリーさんはすっかりヒロイン枠。またモルダーに対する政府やFBIの評価がすっかり危険人物、要注意扱いなのが笑う。主人公の2人以外の懐かしい顔ぶれも見ることができ、なかなかエモーショナルです。いたなーこの人って感じ😆

❸懐かしいけど、もろもろの理由でドラマ版の延長戦の域を出ない印象

後半になれば舞台設定が豪華になっている気がしますが、基本的にはドラマ版の延長戦の域を出ない印象。映画だからといって特別な感じがあまりしない〈ザ・ドラマの映画化〉に感じてしまいました。最後までみたらやっと「あー、それなりにお金かけて作っていたのだな」と気がつく感じでした。

また、ドラマの延長戦なので、初見に親切ではないです。シリーズを知らない人や、私のようにすっかり本編の物語を忘れてしまっている人は、単作として真っ新な気持ちで楽しむのはやや厳しいかもとも思いました。ファンムービーとしての面が強い印象です。

もう一点、私はオカルトが好きではありますが、その中でUFO系と陰謀論にはさほど興味がありません。XファイルはUMAや心霊、スピリチュアルも取り扱っていたような気もしますが、登場人物はFBIやアメリカ政府が中心のシリーズのため、とりわけUFO系と政府の陰謀論がオカルト面の主軸となるイメージ。この映画も例外ではありません。そういう路線がお好きな方は良いかもしれません。私はやや退屈気味でした😂

👽🐝「映画として面白かったかと言えば肯定はできませんが、ドラマの記憶とこの頃に流行っていたオカルトを思い出し、懐かしさを楽しむには良かったかなというような印象。正直、普段のテレビドラマシリーズの方が面白かったような気もしています(でも記憶がない!😂)」
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