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メリーのadeamのレビュー・感想・評価

メリー(1931年製作の映画)
1.5
ヒッチコックのキャリアで唯一のドイツ語作品。
「殺人!」と同じ内容を同じセットで、ドイツ語を話すキャストを使って同時進行で撮影されたという異色作でもあります。
殺人容疑で逮捕された女性の無実を直感した男が真相を掴むために奔走する物語ですが、そこに恐ろしい陰謀が隠れている訳でも驚くような真実が明らかになる訳でもないので、ストーリーとしては平凡さが否めません。
ただ意外にも救いのない展開を見せる結末は印象的でしたし、その場面におけるショットとモンタージュは渾身の出来だと思います。
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