映画祭報告会

終末の獣たちの映画祭報告会のレビュー・感想・評価

終末の獣たち(2017年製作の映画)
2.8
まだ咀嚼しきれてないのですが
とりあえず、これは広義的には映画かもしれないが
普通の映画作品としてどう感想かいたらいいかわからない

全編モノクロの写真のみで構成された作品
写真の良い悪いは判断できるほど詳しくないが
ロケーションとしては短調だと思います
動きのある作品であれば、少ないスチュエーションでも
飽きない作りができるかもしれないが
画として大きな変化や、驚きはなかったです

僕自身はラジオ大好きな人間で
ラジオドラマはNHKのクロスオーバーイレブンとか
他にも学生時代にはよく聞いていたのですが
今作は、セリフ回しはラジオドラマ風でしたね
これは聴き心地はよかったです

静止画に声を合わせるというよりは
声のやりとりに静止画を添えたような感じで
画から演出を感じる事は少なかったです
あと個人的に声は良いのですが
それ以外のSEは少しうるさいかなと感じます

写真そのものに関しては
人物の表情が読めないような写真が多く
写真作品としてはそれでいいかもしれませんが
映画であるなら物語をみせて欲しいので
もっと表情が読み取れるような写真が見たかったです

物語に関しても
複数の時系列をバラした群像劇なので
一部混乱する部分もありました
写真映画でこその演出や物語を見たかった

もっと詩的だったり音楽を入れたりした方が
見やすいかなと思いますが
監督さんには、そういったセオリーとは違う
目指したモノがあったのかもしれない
でも
この作品は本当に監督さんの満足いく出来だったのだろうか?
そこに疑問は残ります


ともかくも
このような形式の映画を見たのは初めてでしたので
最初に書いたように、まだ咀嚼しきれていません
また何度か見返せば、違った感情が生まれるかも知れないです



8/15、ロサで見ました、観客は30人前後かな
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