ドント

闇動画3のドントのレビュー・感想・評価

闇動画3(2012年製作の映画)
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 2012年。山道なのにニュンニュン飛ばすので人でもはねるのではないかと気が気ではなかった「夜の峠道」がいちばん怖い。見えないものが見えている人の奇行~見えないものが見えてしまった瞬間~奇行の「タネあかし」と怖さが深化していって、気のせいとか目の錯覚などの逃げ場をどんどん奪っていくのが非情である。
「赤い影」はモザイクがとれちゃう瞬間の恐怖がすごく、安全地帯を奪われたような気持ちになる。「グラビア撮影」「箱呪」は怪奇そのものより「予算が少なそう……」「タレントは大変……」とそっちの方に心が寄ってしまった。「グラビア撮影」は現象やオバケより、「くふふっ」という笑い声ひとつの方がおそろしい。
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