このレビューはネタバレを含みます
バイオと同じく監督・主演の夫妻による改変ムービーなことは覚悟していたものの、このご時世にまさかのアジア人偏見ムービー。
主役は現実世界の軍人でモンスターを倒す最終手段は結局、銃火器。
モンハンの世界観をぶち壊し。
また、先行して公開された中国では古くから使われる差別的な発言シーンがあり炎上したそうです。(日本公開版では削除済み。)
中国人の過剰反応かと思ってましたが、映画全編を通して、未開の地の野蛮人(アジア人)に対して、エリート軍人のアメリカ白人の方が広い心を持って接して“あげている”という構図が垣間見えます。
先に襲ってくるのはアジア人だけど、先に許すのは白人様。アジア人は純朴だけど文明化されてないみたいな古臭いステレオタイプを感じます。
そして結局、一番強いのは文明国の武器。
他意はないのでしょうが、昨今こんな進んで炎上するような脚本をわざわざ採用するのはなんだかなぁ。
あとたくさん軍人出てきますが、監督は自分のパートナーを活躍させることしか頭に無いらしく、他の軍人はすぐ死にます。これ、もうバイオで良くない?
バイオハザードはゲーム寄りの路線でリブートするという噂ですが、モンハンも早くリブートしてしまってほしい