猿山リム

モンスターハンターの猿山リムのレビュー・感想・評価

モンスターハンター(2019年製作の映画)
2.3
 当方コテコテのゲーマーながらCO・OPが嫌いで手を出していないゲームではあるが有名ゲームなので、大枠は把握している感じ・・・な、状況で鑑賞。
 まぁゲームの映画化はこの監督が手がけるなら間違いはない。

 コンピュータゲームながら、CO・OPメインのデザインなこの作品は、プレイヤーがゲームの世界にログインする感覚で、こちらの世界からあちらの異世界へと送られた感じの方が、世界観的に落ち着くのかもしれない。
 全部モンスターハンター要素なのかもしれないが、今まで垣間見てきたゲームの戦闘とは大分違っていた気がしなくもない。
 消息を絶ったブラボーチームの捜索に向かうあたりは「バイオハザード」リスペクトを感じるし。
 
 「ワンダと巨像」や「ロストプラネット」的な雰囲気も感じた。
 
 物語的には打ち切りマンガのような中途半端な物語で、続編を意識した物になっているのかしら。
 ゲームの特徴である大勢で役割を持って狩りをする形も殆どなく・・・巨大モンスターと戦うゲームの雰囲気はよく出ていたけれど「モンスターハンター」らしさが出ていたかというと疑問(まぁプレイはしてないんだけどね)。
 東宝シンデレラのお嬢さんも、殆ど活躍してなかったし。
 このお嬢さんが出ているので、トーホーの映画館で鑑賞したのに。

 ゲームと同じ造形のモンスターを映画的な演出でやっつける映画。
 その一点に力を注いで作られた印象。
 なので、その一点を観るべきなのかもしれない。
 ゲームの特徴的に音楽も確認できなかった(ゲームしてないから気づかなかっただけかもしれないが)。

 すべての謎を次回作以降に持ち越した結果、次回作が作られずに謎のままになるパターンな気がしなくもない。
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