原作シリーズ未プレイ
元々原作のゲームはRPGのような物語が無いため、映画化において課題になる。物語は二の次でも世界観と設定を上手く扱ったモンスターハンターワールドが展開されるだけでも実写化の価値があるわけだが、本作はピクリとも高揚感に駆られない。もっと武器や背景、戦闘のバリエーションを増やすべきだったが、ポール・W・S・アンダーソンチームはバイオに続くCAPCOMの何かしらのゲームの映像化権利を手にしただけで愛はないのだろう。
折角の異世界転生の設定も『異世界ヤムチャ』のように活かせなかったものか。また、人外(言語が通じない存在)とのコミュニケーションでここまでつまらないのは珍しい。行動に一貫性もなく意味が分からないし、最後の30分で駆け抜けるように新キャラと世界観紹介をしてくる展開の雑さに笑ってしまう。