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モンスターハンターのudaskywalkerのレビュー・感想・評価

モンスターハンター(2019年製作の映画)
1.5
『ファンも初見もみんな置いてけぼり』

大人気ゲームモンスターハンターの実写版。
監督ポール・アンダーソン
主演ミラ・ジョボビッチ

この流れまさに実写版バイオハザードのそれ。

まず今作はストーリーのアレンジが酷い。現世からワープしてしまい、モンスターたちのいる世界へジャンプ。そこで出会うハンターとモンスターを一狩りし、現世に戻るというナゾストーリー。まるで戦国自衛隊。機関銃でモンスターと戦うシーンなんて誰も望んでないと思うけどなあ。

そして英語が伝わらない設定のため、ボディランゲージだけで話は進んでいくことで、ワープ先の世界観が全然分からないし深みがない。アバターと同じくらいとは言わないが、世界観の作り込みが必要かと。

そしてバイオシリーズから続く伝統芸能、気絶→目を覚ます→次のシーンへ。他の方法で別のシーンに移ることはできないんでしょうか。アクションシーンで観客のテンションが盛り上がったところで、気絶と共にテンション馬鹿下がりです。アクションシーンの着地が本当にヘタクソ。


0.5だけレビュースコアを上げたのは、登場モンスターがゲームよりリアルにカッコよく登場してくれたから。
日本が生み出したモンスターハンターという素晴らしいタイトルを、実写化することによって価値を下げてしまうのは、日本のアニメ・ゲーム文化にとっても勿体無いこと。監督とキャストは慎重に選びましょうよ。

「チョコレート」
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