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ランボー ラスト・ブラッドのmegurosのレビュー・感想・評価

4.2
ランボーが娘のように大事にしていた旧友の孫娘ガブリエラが、自分を捨てて出て行った父に会いに出かけた先のメキシコで誘拐され、薬漬けにされた挙句に死んでしまう。復讐のためランボーは自らの暴力性の蓋を開いてマフィア組織を壊滅させる...という“舐めてた相手が実は殺人マシンでした映画”。

暴力描写の凄まじさは批判が巻き起こる程。2008年のランボーにおける機銃掃射シーンもなかなかだったが、こちらが明らかにシリーズ屈指。むしろ映画史振り返っても抜きん出ている。

マルティネス兄はランボーの敷地に入った段階、つまり地雷が絨毯爆撃のように吹き上がった時点で少なくとも普通のおじさんではないと幾ら舐めていても気付くべきだったようにも思う。トンネルでの殺戮は正に凄惨の一語で、爆破、首切断、下半身切断、脳天串刺し、滅多刺し、ナイフ投擲、至近距離ショットガン等、ありとあらゆる殺しパターンが矢継ぎ早に繰り出される。
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