タカシ

ランボー ラスト・ブラッドのタカシのレビュー・感想・評価

3.4
『あまりにも長い旅路の果てに』


ランボーという人は基本的にはもう戦いたくない人なのです。

だからこのシリーズはいかにして、彼を戦場に、戦いに連れ出すか、というのが肝になるのですが。

これ、なんかいろいろと後味悪いね…

そもそもランボーが出ていればそれは「ランボー」という作品になるはずなのだが、この作品のランボーは、どうにもランボーの借りてきた猫感が強すぎる。
何か、間違ってランボーが他のアクション映画に出てきてしまったような感じが凄いのだ。

そのせいか、物語のセットアップに異常な時間がかかってるような気がする。
正直言うともはやランボーシリーズである必要性すらないような気がする。
アクションシークエンスまで本当に長い。そしてそこまでのストーリーが辛すぎ。

ここ数年で私自身、すっかり女性それも少女がいわれのない暴力に会う作品への耐性がどんどんなくなってきていて、この作品も観るのが本当に辛いのよ…

ただな、ラジー賞はひどいと思うぞ。ブルース・ウィリスのこともあったんだし、悪ふざけでその場の勢いで他人をあんまり腐すんじゃないよ。
Amazon Prime (吹替版)にて22.06.07
2022#008
タカシ

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