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永遠に僕のもののrylのネタバレレビュー・内容・結末

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

食事ぐらいの感覚で殺しが行われる作品
個性的な感覚を持った主人公にとっての「日常」が描かれているのだと解釈した

最初から最後まで、異常な倫理観のまま淡々と物語が進み、その異常さを指摘するような人物もいないので ん?これが普通?私の感覚が間違ってるのか?(そんな訳がない)と混乱した

主人公には終始共感できなかったが、敢えて共感させない演出だったのかなと思う
「理解できない」という体験をさせたかったのではと

最後に涙を流すシーンにだけは、彼の人間的な柔らかいところを見た気がしたが、きっとその涙の意味は彼にしか分からないんだろうと感じた
誰にも理解されない孤独は確かに存在していたのかなと思う
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