ゆーちゃん

THE GUILTY/ギルティのゆーちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます


緊急通報による音声のみの情報で事件は進んでいく。

ことの真相が分かってそういうことかー、と自分もまんまと騙されてしまっていたけれど、それ程大きな衝撃ではない。
あぁ、そういうことね、って。

通報してきた人からの情報だけでは
一方的な視点であることは間違いないし、それ以上の情報を得ることはなかなか難しい。
急を要するなら尚の事。
今回は子どもからの情報も得ることができたけれど、それだって結果的には偏った思考を生み出してしまった。


自分の思い込みの強さに、情けないし呆れるし恥ずかしいし、何より恐怖を感じた。
私はただ鑑賞中に「こいつが悪者か!」と心の中で思うだけだが、オペレーターはそうではない。

正義感の強すぎる人って、
自分が受け取ったこと、考えたことが正しいという意識が強すぎて
視野を変えることが出来ない人が多い印象。

場所や立場が変われば正義もまた変わる。
正義とは何かね。

序盤に出てくる“自業自得”も出てくるセリフで印象に残る。
自業自得だからといって被害者を助けることはおかしいのか。
加害者は完全悪なのか?

ラスト、イーベンは無事に保護され
主人公はお手柄と言ってもらえるものの
すっきりハッピー、めでたしめでたしという感情ではない。
ゆーちゃん

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